西村一馬がある日、通っている高校から帰宅するとリビングにはスーツケース二つと、興奮した父がいた。
「一馬!明日から発掘でヨーロッパに行ってくる!」
キラキラ輝いた目をする父はこの歳になってもロマンを追いかけ続ける考古学者。
あんま母さんに心配かけるなよ、とたしなめると、今回は母も一緒についていくという。ということは、一馬は日本に一人残されることに。
どうすんだよ、という一馬に大丈夫だ、という父。
家政婦さんでも雇ってくれたのかと思いきや、
「お前の許嫁にお願いしてるから」
「おおぉい!」
許嫁の存在自体が初耳だった一馬だが、相手は昔近所に住んでいたお姉さんで、父の仲が良い仲間の娘だという。
バタバタと両親はそのまま海外にいってしまい、後日、ビシッとしたパンツスーツが似合う綺麗なショートカットの女性が家に尋ねてきた。
「久しぶり、お邪魔しまするわね」
やって来た許嫁の女性はなんと10才も年上で、圧倒される一馬。しかし、一緒にくらしていると、一つ困ったことが起きて...。