俺が高校出て就職して2年目、新卒の女の子が入ってきた。男しかいないむさ苦しい職場が、

おもしろ特集

一気に華やかになった

俺が高校出て就職して2年目、新卒の女の子が入ってきた。

俺より上は男しかいないようなむさ苦しい職場だったが、

俺以外の同期も後輩数名もみんな女の子で、一気に会社が華やかになった。

研修期間が終わり、秋。一人の女の子がうちの部署に配属となった。

横顔がタヌキみたいに見えた。なんかいつもピョンピョコフワフワしてた。

滑り具合に定評のある俺のギャグにも、顔をクシャクシャにして笑ってた。

めちゃくちゃ幸せそうに笑うもんだから、一発でその笑顔の虜になった。

その年の暮れの忘年会、偶然席が隣になったので、ここぞとばかりに沢山話した。

もうすぐ来るクリスマスがちょうど誕生日だと言うので、翌日プレゼントを買いに走った。

似合いそうな可愛いヘアピンを買った。クリスマスの日も仕事だったが、

渡すタイミングを伺ってたら、一日が終わってしまった。

結局渡せたのは年が明けてからだった。苦笑いと嬉しさが混ざったように「ありがとうございます」

と言ってくれた。翌日からずっとそのヘアピンをしてた。知ってる限りは毎日ずっと。

次の春、連休に食事に誘った。

「男性と二人で食事にいったことなんかなくて、緊張します」と断られた。

絶望したね、1ヶ月くらいハイパーブルーだった。

その年の夏、女の子は泣きそうになりながら、というか泣いてた。俺に話しかけてきた。

「もらったヘアピンを壊してしまいました」ものすごく落ち込んでた。

何を言おうか混乱して、おもわず告白してしまった。

恥ずかしいから内容は伏せるが、女の子は驚いた顔を見せて走って逃げた。

パワハラ兼セクハラをかましてしまったと思い、またハイパーブルーになった。

194: 名無しさん@お腹いっぱい。 2012/05/16(水) 23:19:02.88

翌日の仕事終わり、女の子から「食事に行きましょう」と誘われた。そして告白の返事をくれた。

「こんな私でいいんですか」とほざくので、自分の魅力を事細かに説明してやった。

ドン引きされるかと思いきや、また幸せそうに笑った。「今すごく幸せです」って。こっちのセリフだボケ。

強いて言えば、初めての食事くらい俺から誘わせろ。

それから何度もデートを重ねた。意味もなく散歩したり、海辺をドライブしたり、某川の等間隔に混じったり。

会社ではひたすら隠した。「いつバレますかね?」と彼女は笑った。

が、その年のクリスマス、ペアウオッチをあげた。とくに意識しないで会社につけていったら

彼女もつけていたので、そこでバレた。照れ笑いも可愛かった。冷やかされた。

それから4年、これといった騒ぎもなく時間が流れた。というかキスすらもしなかった。

そういう欲が無いわけではなかったが、手をつないで二人で歩くだけで幸せだった。

またクリスマス前にプレゼントを買った。初めてあげたヘアピンと同じ物と、指輪を。プロポーズしようと思った。

当日会ってみれば、彼女はそのヘアピンをしていた。「直して見ました」と笑った。

夕食の時、買ってきたヘアピンと指輪を渡すと、彼女は泣き出した。「やっぱり私は幸せです」と。こっちのセリフだアホ。

ついでに言えば、その日初めてキスをして、体を重ねた。恥ずかしいからカット。

お互いの両親や上司にも快諾を得て、式の準備、本番、ハネムーン。

それからの生活は本当にあっという間だった。

俺が昇進して、子供が生まれ、嫁も昇進して、また俺が昇進して。

今日飯行ってきたんだよ。

忘年会で席が隣になって、告白の返事を貰って、俺がプロポーズした店。

俺と嫁と娘の三人で。

目の前でおそろいのヘアピンをつける嫁と子供を見ていたら、俺はすごく幸せもんだと思った。

帰りの車の中、4歳の娘が「○○は今日しあわせでした!」というもんだから、つい笑ってしまった。

それを聞いて嫁が「お母さんのほうが幸せだよ」って言った。ちょっと涙が出てきた。

お父さんが一番幸せだっつーの、アホども。

196: 名無しさん@お腹いっぱい。 2012/05/17(木) 12:36:05.52

ジーンとしすぎて、つま先まで震えたw

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