事業の資金繰りが苦しくなり、娘を売った新婦親 → 結婚式当日、新郎父…

田舎の有力者の息子の結婚式 

私は新婦友人で、新婦の家は事業の資金繰りが苦しくなっており 

そんな時に有力者息子である新郎が「新婦ちゃんと結婚を前提にお付き合いしたい」と申し込んできたので 

新婦親が光の速さでお見合いセッティング、ハイでは結婚の準備を~つきましては我が家の事業について…… 

とやったって話を聞いていて、新婦友人の間では新婦親が金の為に娘を売ったって広まってた 

新婦は「結構いい人みたいだから心配しないで」と言ってたけど 

新郎父はやり手だけど弱者を踏みつけるタイプというか、強烈な人という噂があって友人一同心配してた 

そして結婚式当日、新婦親族席はものすごい浮かれようだった 

これで我が家も安泰、みたいな 

しかし新郎父のスピーチで、事態は一変した 

「新婦さんは結婚の条件として、新婦実家を特別扱いしないでほしい、と言ってきた」 

「新婦さんの実家だからと言って援助しないでほしいと。そこで終わるならそれまでの家だと」 

え? とざわめく新婦親族席 

新郎父「私は新婦さんの意志を尊重してその条件を呑むことにした」 

「ちょっと、それじゃ何の為に…」と立ち上がりかける新婦母を遮って 

「その意気や良し!それでこそ我が○○家の嫁!」と盛り上がる新郎父 

「おっしゃる通り!」「さすがご子息はお目が高い!」と拍手して媚びる地元民たち 

呆然としている新婦親族たちとすまし顔の新婦 

その後新婦親や親族たちが高砂の新婦に詰め寄ろうとする一幕もあったが 

新郎父に「新婦さんに比べてなんと見苦しい!トンビが鷹を生んだとはこのことだな!」と一喝されていた 

なんか、実家への援助不要と言ったことで新郎父にめちゃくちゃ気に入られたらしい 

その後は新婦親族席はお通夜状態だった 

新婦は今は新郎両親に気に入られ、新郎には大事にされて幸せらしい 

でもやはり、無条件に自分を愛してくれていると思っていた親に売られそうになったことは忘れられないと言ってた 

「新郎さんをどう思う?」とか「あの人と結婚したいか」なんて一度も聞かれないままだったと 

新婦実家は結局事業を畳んで借金抱えてどこかに行った 

そしてあまり関係ないけど「その意気や良し」って言葉をリアルで始めて聞いた結婚式だった

0
2
コメント 2 件
おすすめ