キルト好きのトメと工房に入った→そこの奥さんは気を使ってくれて、とてもよくしてくれたが…

スカッとスルー

スカというよりトメに他人が意地悪した話。 

数年前、乳児と散歩にでかけようとしたら、ちょうど凸してきたトメがついてきた。 

初めて通る雑木林の奥に小さなキルト教室兼工房があった。 

店の前の黒板に、控えめに「お気軽にどうぞ」とあった。 

トメはキルト好きで「覗いてみましょ!」とズンズン入って行った。 

私は子どもがイタズラするのが心配で、外で待っているとトメがせわしなく私を呼ぶ。 

おそるおそる店内に半身だけ入ると、個人の趣味のアトリエらしく8畳×2部屋ほどのスペースに 

生地や道具や作業台や作品がぎっしりみちみちな空間があって 

トメと同年代らしい小粋な奥さんがいて「赤ちゃんも大丈夫、どうぞ」と招き入れてくれた。 

たくさん生地や糸があって素人の私でもわくわくしたし、 

作品の細かい幾何学模様と色の組み合わせが独特で素敵だった。 

ひとまわり眺めてから感想を奥さんに言うと 

奥さんは楽しそうにキルトの面白さを語り、子どもに「かしこそうな顔だわ、にこにこしていい子ね」と話しかけたりしてくれた。 

「私なんかのより細かいわ~、これ作ったら何日かかるかしら!」とかぼやきながら(それ誉めてるの…?) 

アトリエ内をズカズカ歩き回るトメは奥さんにまるで無視されていた。 

トメの質問もうまく話題を変えて無視、でも私が言葉を変えて聞き直すと素直に答えてくれた。 

キルトに詳しいつもりのトメはちょっと不満げ。 

帰り際にお礼を言ったときもトメを無視。 

あとから夫に話して、ふたりで笑った。 

どう見ても強気なトメとそれに気後れしてる嫁という構図の私たちだし、 

「おふくろが嫌なヤツだってバレたんだろw」だって。 

トメはあまり賢くもないのに自分の考えを押し付けたり、誰にでも高圧的だったりする単に嫌なヤツ。 

その後トメの距離梨度があがっていって面倒になったので 

いまは私だけ絶縁した。 

あの奥さんの無視っぷり、思い出すとついニヤリとしてしまう。 

夫の転職で引っ越したけど、トメさえ近くに住んでいなければ 

小粋な趣味人や自然がいっぱいで楽しいところだった。

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