衰弱した息子を自宅で世話し続け… がんで死亡させた両親が虐待容疑で逮捕

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(EvgeniyShkolenko/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

息子がどんどん弱っていったにもかかわらず、病院に連れて行こうとしなかった両親。その結果、息子は死亡。身柄を確保された両親の主張に、多くの人が驚いている。

■体調不良で弱った少年

米国・ニューメキシコ州サンタフェで暮らしていた14歳の少年が、ひどい体調不良に苦しんでいた。

回復に向かうどころか悪化するばかりだったが、両親は少年を病院には連れて行かず、自宅で世話をすることに。「気分が悪い」と少年が訴えれば薬用植物を与え、様子を見ていたという。

だがここしばらくは食事もできず、胃が空っぽでも嘔吐が続き体重が激減。今月に入りようやく病院に運ばれたときには自力歩行や呼吸も困難な状態で、体重は31キロ以下になっていた。

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■少年の死

2年ぶりに病院に行ったものの状態は極めて悪く、診察にあたった医師は虐待を疑い通報。肌の表面にはひび割れのような亀裂が確認できたというが、それについては体重が急激に減ったためにできたものだと判明した。

また診察・検査の結果、少年はがんを患っていると判明。がんは左半身全体に広がり、完全に手遅れの状態だったという。駆け付けた警官隊は少年に会い、身体的な暴力は受けていなかったことを確認したが、その後ほどなくして少年は意識を失い、帰らぬ人となった。

■両親の主張

少年の全身を確認した医師団は、「ここ半年から1年の間に、がんが一気に進行した可能性が高い」との見解を発表。また「もっと早く治療を受けていれば、治る可能性は確かにありました」とも付け加えている。

手遅れになるまで息子を病院に連れて行かなかった両親は、当局に理由を問われ「医療保険に入っていませんでした」「息子が病院に行くのを嫌がったのです」などと話しているという。

■身柄を確保された両親

当局はネグレクトによる虐待死とみなし、両親の身柄を確保した。ふたりは10月に出廷することが決まっており、そこで少年が死に至るまでの経緯をより詳しく話すとみられている。

この少年について、医師らは「親に殺されたようなものだ」と警察に話しているという。治療を受けられず苦しみに耐えていた少年は、14歳の若さでこの世を去ってしまった。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)

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