中学の時、俺ももれなく厨二病を発症してた。なぜか空を飛ぶものが好きでジェット機やロケット、ヘリコプターなどに熱中した
親戚が車の解体屋をやってたのでそこから中古のエンジンを手に入れてヘリを作り、それで空を飛んで家出する計画を立ててた
これは計画倒れに終わったが、ロケットは真剣に作ろうと思った
科学部に入部し先輩たちが卒業すると好き勝手ができるようになった。顧問の許可を得て正式にロケット製作計画を実行した
まずロケット花火の大型版を製作しようということになり、部の予算で薬品を購入して調合し火薬を作った
良く調べたつもりだったが、そこは中学生の浅知恵で見事に調合比を間違えていた
思った推力が得られないので色々と調合比を変えた火薬を作り、その日も直径10㎝の乳鉢たっぷりに新しい火薬が入っていた
んで、火薬を燃焼させたとき理想の調合比でないと燃え残りが結構できるんだが、新しい火薬がうまくできてるか確認するため
すぐに燃焼実験をしたんだ。見事に燃焼実験は失敗。本来なら一瞬で燃え尽きるはずの火薬が、変な小さい火の玉をあげて
ブシュブシュと燃えていった
不幸だったのは、その火の玉の1個がたまたま勢いよく飛び上がり、偶然にも乳鉢にジャストインしてしまったこと
マジでそういうのはスローモーションのように見える。今でもよく覚えている
乳鉢いっぱいの火薬に引火して天井まで届く火柱になった。天井に焼け跡がつき始めたころ熱で乳鉢が割れて、燃焼中の火薬が
机の上にばらまかれた。そのまま火薬は燃え続け、火の玉が床に飛び散りまくって床も焦げ跡だらけになった
火薬は机の板を上から1cmくらい炭にして燃え尽きた。もうそのころには理科室は煙で充満し霧がかかったようになってた
そんな状態ですべて燃えつきた頃ようやく火災報知機が鳴り始めた。俺らは火柱が消えるまで為す術なく呆然と見ていたのだが
火災報知機の音でやっとヤバいことになったと気づいた
部員たちと「どうしよう」って感じで見つめ合ったが皆沈黙。起きてしまったことはどうしようもない。天井は丸焦げで床には
点々と黒い斑点が、机は上面が炭化してるし誤魔化してどうにかできるレベルではない。鳴り響く報知器の音の中全員で固まってたが
一人が先生を呼ぼうと叫んだ。一斉に理科室の扉へ向かう俺たち。しかし一瞬早く扉が開き校長先生が飛び込んできた
校長「何をした!!」惨事を見つめながら二の句が告げなくなってた
俺ら「・・・・・・・火が消えました」まだ言い逃れをしようとしてた
放課後に残ってた先生たちが続々と理科室に集まった。悲惨な状態の理科室を見た顧問が
「あんたたちーーー!!!」(女の先生だった)
校長「延焼はないか??!!」我に返ったようだ
そのあと先生たちと俺ら部員で水をかけまくったり窓を開けて煙を出したり火災報知機を切ったり大騒ぎだった
火が残ってないかよく確認したのち、俺らは6時ごろまで事情聴取された。家に帰って遅くなった理由を親に何となく説明した
翌日は全校の理科の授業は実習が中止になった。理科室が使えなかったからだ。放課後は理科室掃除をさせられた
掃除中に、学校に呼び出された親と理科室で対面した時が修羅場。前日の俺の説明は事実を相当に緩和してしてたことがバレて○されそうになった