カラスを見るとよみがえる強烈な修羅場…登校中の数十分間に二度も起こったイタすぎる悲劇

ペンペン

高校生の時、自転車通学しで、その日も学校に向かって自転車を漕いでいた。

学校がもう目と鼻の先というところで、頭のてっぺんに何かが「びしっ!」と当たった。

「え?なになに?痛い!なに?なんだ?痛い痛い!」とパニック。

頭皮を何か流れる感じ感じがあり、石かなんかが当てって血が出てる!と思いこむ。

とにかくすごく痛くて、頭全体がしびれる。

髪の毛を触ると、手に着いたのは血じゃなくて白いペンキのようなトロトロ。

カラスのフンが自分の脳天に命中した、と時間をかけて理解する。

もう今日は学校なんか行けない、とそのまま家に引き返す途中でまたもや「びしっ!」

一日の、それも朝の数十分の間に2回も命中。

泣きながら家に戻ると母親が驚いたが、状況わかって私を風呂場に連れて行く。

鳥のフンは、シャンプーじゃ落ちないと知る。

何度も洗ったけど全然落ちなくて、かえって髪の毛全体に広がっていく。

今みたいにネットですぐ調べられる時代ならよかったが、昭和の時の話。

せっけん・粉末の洗濯用洗剤・台所用洗剤等を試したけど、落ちない。

試行錯誤して、サラダオイルでシャンプーしてみたら、何とか落とせた。

その後はサラダオイルを落とすのが大変だった。ガシガシ洗いすぎて髪の毛はキシキシになった。

冷静に考えたら、乾燥させてから落とせば簡単だったのだろう。制服は無事だった。

その日は母親に電話してもらい学校を休んだ。

理由は「体調不良」としたけれど、登校時間に通学路を往復したので目撃者は多数。

次の日学校に行ったらみんな知っていて、すごいすごいと言われた。頭を「ご利益ご利益」と撫でられたりした。

大人になり、会社の同僚にこの話をしたら、

「今度そういう事あったらすぐ宝くじ買いに行っった方がいい」と言われた。

もうないと思うけど、今ならきっと「あ、これってラッキーなのかも?」と思えるのか?

でも、もうあってほしくない。本当にものすごい痛さだった。

カラスを見るたびに蘇る修羅場。

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