子供の頃いじめられていた俺が同窓会に出席した。「卒業文集もらってなかった人取りに来て~」

吉がいい~

小学校通していじめられてきた俺が、盆帰省を利用した簡単な同窓会に出席してきた。

高校なんかはともかく、小学の集まりは初めてだった。

なんてことはない普通の同窓会だった。途中までは。

いじめなんかまるでなかったみたい。いや、掘り返して欲しくもないけど。

当時の委員長(女)が、「卒業文集もらってなかった人とりにきて~」。

このやたら厚い卒業文集、卒業式の日に配布されるはずが印刷段階でトラブルがあり、後日配布になったためうまく行き渡らなかった物。

そんなこともその日初めて知ったけど。

「なんだ、懐かしいもんが出てきたな」と群がる連中。

名前も知らない男「お前(俺)のページないやん。出さなかったのか」

ええ。出そうとしたら「お前の記事を載せるスペースはないパーンチ!w」と誰かが妨害して何度も破いて下さいましたからね。

ついでにその時目を殴られたんで眼帯姿で後に控えてた中学見学に行ったことを覚えてるよ。

あと誰あんた。

だけど、そんな思い出なんかよりもある企画ページのほうが気持ち悪かった。

よくある「○○だった人ベスト3ランキング」のアンケート結果。

「かっこいい人ベスト3」

「勉強ができるベスト3」

「優しい人ベスト3」

など微笑ましいランキングはそこそこに、あとは何ページにも渡るワーストランキング。

「ダサい人ベスト3」1位、俺田俺朗(仮)。

「ブサイクな人ベスト3」1位、俺田俺朗。

「クラスにいらない人ベスト3」1位俺田俺朗。

「○んだほうがいい人ベスト3」1位俺田俺朗。

ベスト3なのに俺しかいなかった項目もあったな。

回し読んだ元同級生の半数近くはどん引きしたのか静まりかえっていたが、何人かはバカ笑いしてた。

「そうそう、こんなクラスだったなw」だって。

この文集、個人ページを含め俺はノータッチだったのでこんなアンケートが実施されてたことさえ知らなかった。

と言うかこの内容をよく教師は通したなと。

色んな意味合いの視線でチラチラ見られるのが気分が悪く、と言うか気持ち悪かったので早々に帰ることにした。

気付いた元委員長が追いかけてきた。文集を持って。

そう言えば、この文集の編集を担当したのは元委員長だった。

委員長は品行方正で差別のない人だと思っていた。何なら憧れていた。

その委員長が何のつもりかはしらないけど、そんな気持ち悪い内容の文集を清書して編集する姿を想像すると笑えた。

とは言え実際に笑う気にはなれなかったので、

「こども時分のやることだから」との台詞と共に差し出された文集を、「要ると思う?」と拒否するのが精一杯だった。

何から何まで神経わからん。

笑って許せない自分の心の狭さを含めて。

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