「カサカサ」 父「音…?誰もいないはずだが…」 「カサカサ」 父「………」 「カサカサ」

有象無象

木工職人だった父が夜遅く作業場の片づけをしていると、背後で人の歩く足音がした。

オガクズを踏みしめるさく…さく…という音がはっきりと聞こえる。

こんな時間に人が来るなんて。不気味に思った父が振り返るが誰もいない。

足音も止んだ。

そしてまた片づけを始めると足音が。

振り返ると誰もいない。

何度かそれを繰り返しているとだんだん面倒くさくなってきたらしい。

いくら足音がしても振りむかない。

そのうちに相手もしびれを切らしたのか、今度はかりかりと木を爪で引っ掻くような音がしだした。

そこで父親が振り向くと、どう考えても背が届かない高さの窓に、男の顔がのぞいていた。

父が、「なんだお化けか」と言うと「なんだとはなんだ」と怒られてしまったそうな。

繰り返しますが実話です。

その後父は特に変わったこともなく、先日は釣りに行ってミツバチに刺されました。

父ちゃん最強だなw

「なんだお化けか」って、じゃあ何なら怖かったというんだろう…w

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