近年、「主夫」という言葉の通り、外で女性がバリバリ働くかわりに男性が家を守る……という家庭が少しずつ増えていると聞きます。 そんな中で「働きもしないし家のことも何もしてくれないヒモ男と付き合ってしまったんです……」と重たい口を開くのは、東京都でOLとして勤める永井サユリさん(仮名・28歳)。
アプリで出会った彼と、同棲することに
サユリさんがそのヒモ男と出会ったのは今から4年前。大学を卒業して現在勤めている会社で働き始めた頃でした。 「出会いは入社した頃、仕事が忙しくてなかなか一緒に飲みに行ける人がいなくて、マッチングアプリに登録したんです。そこでマッチした彼は2歳年上の会社員で、私の家から車で1時間程度の実家に住んでいました。平日休みのときに飲み友達がほしくてアプリに登録していたみたいです」 彼の顔がタイプだったのですぐに会うことになり、それから何度か飲みに行くうちに告白されて付き合うように。でも、いざ付き合うと彼の家が遠いため、会えない日が続きました。 「彼の仕事は実家から車で10分程度なので、都内の私の家に泊まると朝早く出ないといけないんです。そこで彼から提案されたのが同棲。引っ越し資金は全部出すよ、と言ってくれたので『私のためにそこまでしてくれるんだ……』と感激しちゃいました。 そのときはすっかり舞い上がってたのでOKして、彼の職場と私の職場の中間地点の物件を探して同棲生活が始まりました。今思えば、ここが彼との恋愛のピークでしたね……」 交際3か月で同棲をスタートさせたサユリさん。しかし、それから間もなくして、彼はとんでもない行動に出るのです。
「職場が遠いから…」とまさかの転職宣言!
付き合い始めでラブラブだった頃のサユリさんとヒモ彼
「新居から職場が遠いから転職しようかな、と言い出したんです。確かに実家のときは車で10分だった通勤時間が今は30分になったのですが、それぐらいのことで転職なんて……。それを指摘すると『いや、ちょうど転職したいタイミングだと思っていたんだよね』と、いかにもな理由を並べてくるんですよ。 まぁ、次の仕事見つけて辞めるなら別にいいかと思ったら、彼は会社に掛け合って解雇にしてもらい、失業手当をもらうことになったと言い出したんです。解雇にしてもらえば3か月生活できるくらいの手当てはもらうことができるからと。嫌な予感がしましたが、彼は『ずっと働き詰めだったし、しばらく休んでサユリとの将来のこととかちゃんと考えたい』と言ってました。私からするとただサボリたいだけの言い訳にしか聞こえませんでしたね……」 それから3か月経っても、彼がまた仕事をする気配はありませんでした。 「前の仕事の条件が相当良かったんでしょうね。さらに都内だと車通勤できるところはほとんどなく『電車通勤は嫌だ』とか文句ばかり。そんな感じで3か月があっという間に過ぎてしまい、ついには家賃の半分すら、私に貸してと言ってくるようになったんです。少しでも文句を言うと『引っ越し代に貯金ほとんど使ったからお金ないんだよ』と言われてしまい、何も言い返せなくなってしまいましたね」
夜のバイトを始めるも、彼の束縛が…
※画像はイメージです
入社2年目のサユリさんには家賃を立て替える余裕もなく、生活費を少しでも工面するためにキャバクラでアルバイトを始めることに。 「それを彼に伝えると……なぜか、彼は大反対!『じゃあ、さっさと仕事見つけてよ!』と言うと彼はしばらく考えたあとに条件を出してきたんです。それは私が浮気しないように、お客さんとのやり取りはすべて見せるというもの。そこから彼の怒涛の束縛ラッシュが始まったのですが、少しでも気を持たせるようなメッセージやハートの絵文字やスタンプを使っているのを見ると、めちゃくちゃ怒るようになってきて。 最初の頃はその度にケンカしたのですが、途中から『なんで私、こんなことしているんだろう?』と冷静になってきて。ついに彼に『あと1か月で仕事を見つけなかったら、出て行ってもらう』と条件を叩きつけたんです……!」 それから1か月後、彼は転職先を見つけたのでしょうか?
「実家に電話する!」と宣言すると
「それが、見つけるどころか探そうともしなかったんですよ! 3か月のニート生活ですっかり廃人のようになってしまい、1日中オンラインゲームをしたりして過ごしていましたからね……。さすがに私も限界が来てしまい、1か月経っても出ていこうとしないので、彼の実家に電話して引き取ってもらおうとしたら、慌てた様子で『分かった、実家に戻るから……』と言っていました。 それから間もなくして彼は実家に帰ったのですが、私はというと、1人で家賃を払えないわ、引っ越しするお金はないわで散々でした。余裕ができるまでは、しばらくキャバクラのアルバイトをして家賃を払っていましたね……」 今、思えば彼がその場限りの言い訳をしていた時点で気づけば良かった……というサユリさん。それまで普通に仕事をしていた人が、ちょっとしたキッカケでヒモになってしまうことってあるんですね。