十年前の我が家の修羅場です。
我が家の前を歩いていたら、向かいの話したことないおばさんが寄って来た。
「悪いんだけど少し用立ててもらいたいのだけど、お母さんに頼んでくれない?息子の事業がうまくいかなくて困ってるの」高校生にそんなデープな話をなんでと疑問に思いながら小娘は返事もできずただびっくりしてたら、おばさんは「じゃ後で家に行くからね」と去って行った。
家に帰って母親に話したら「そういや昨日から普段会って無い親戚から会いたいとか旅行に行きましょうとか電話してくるの。
なんだろうね」と言って来た。
向かいのおばさんは、それからすぐやって来て「一千万でいいの。
お願い。
うまくいけば利子も付けるし。
借用書もちゃんと書くからお願い。
どうせあぶく銭じゃないの」母は「一千万うちは普通のサラリーマンです。
そんなお金ありません」と断ると必タヒな顔でおばさんは「ちょっと運がいいぐらいで、でかい顔すんなくれって言ってんじゃない貸してくれって言ってんだよ。
頼むよ。
会社がつぶれたら孫が学校辞めなきゃいけなんだよ」としつこく居座る。
本当に意味不明で聞き出すと、おとといテレビに出ていた宝くじが立て続けにあたった人が家の父そっくりだったと言うのだ。
顔ははっきり映らなかったけど姿かたちが同じで禿具合まで一緒だったそうだ。
家の父はテレビ出てないし、宝くじもあたって無い。
家のローンも細々返していると母は言う。
でもおばさんは信じてくれない。
一時間以上粘られていたら父が帰った来た。
父を見たおばさんが土下座して「頼みます。
くれとは言いません。
貸してください。
このままでは孫が高校中退になってしまいます。
お願いします。
絶対返します」と言った。
父も目を白黒させてびっくりしていたので、母が「宝くじあたった?テレビに出た?」と聞いたら「300円しかあたったことないけど買ったことはあるよ。
テレビになんて出たこともないよ」だっておばさんはそれでも「隠してるのはわかるけど億あるのなら一千万ならはした金でしょう」とかあんまり覚えてないけどそんな言い方で、必タヒな形相で父に迫って来る。
玄関先でやっていたから、隣近所が集まって来て、その中におばさんの旦那さんもいた。
それを見つけたおばさんは「あんたも頼んでよ」と二人で土下座を始めた。
何回土下座されても無いものは貸せないと言うしかないので、あたったのは父じゃないと三人で必タヒに言ったら、おばさんが立ち上がってきーと声あげて倒れてしまった。
それから救急車は来るわケーサツは事情を聴きに来るわ、父がおじさんになぐられるわで修羅場でした。
でも本当の修羅場は、近所で村八分みたいにされたり親戚がたかりに来たりしたそのあとでした。
本当にあたってないか十年たった今でも疑われているようです。
■ ネットの声 ■
【うわぁ…怖いわぁ乙です】
【地域住民にとっては家が宝くじに当たってるのが事実になってるからねそれを当たってないとウソついてまで貸さなかった強突張りという認識だろう超の付くド田舎じゃなくても、ある程度コミュニティのある地域なら日本のどこでも起こりうる話だと思うよ日本人は「困ってる人は助けてあげなきゃ」と人には無責任に言いたがるから】
【億くらいじゃ1千万ははした金じゃないよね(そういう問題じゃないけど)全財産1千万くらいで100万くらいはした金、とは思えないし・・・】
【金銭感覚は人それぞれだからな】
【宝くじ当たると、寄付しろって電話が必ず掛かってくるらしいけど、そういうのもあったのかな?】
寄付依頼ありました。
新興宗教と国際協力しているとかいうNGOと名乗る団体代表が一番しつこかったです。
固定電話を無くしました。
父の職場にも話が広まり父が総務部長に呼ばれて事情まで聞かれました。
あたってないって証明が出来ないのが本当に困りました。
【テレビ局に行って、インタビューしたのがお父さんじゃない証明とかダメだったのかな】
それしました。
もちろん本当にあたった人は教えて貰えませんでしたが父がテレビ出演してませんっていう証明を弁護士通じて依頼したらテレビ局の責任者が念書を書いてくれ、勤め先に提出しました。
それで首になりませんでした。
何しろ会社にまで、遠い親戚がたかりに来ましたから。
【テレビ局相手に訴訟起こせたと思う、今なら】
【つか親戚の後日談もあるぐらいだし、よっぽど似てたんだろうな他人の空似がそこまでの修羅場起こすとは恐ろしい・・・】
【73大変だったね、それにしてもお父さん激似だったんだねその運の良いところも似てればよかったのに】
【おじさんになぐられたって…ケーサツに言った?】
返信ありがとうございます。
おじさんは老人だったので、殴られても大したダメージなくてケーサツでも逆恨みの方が怖いと言われて被害届などだしてません。
あの後その一家は家を売却して引っ越して行きました。
息子さんの連帯保証人になっていたらしいです。
その後「貸してあげればいいのに」「お気の毒に」「人でなし」とか噂され母が外で挨拶しても無視されるようになり、揚句は班長も飛ばされて防災訓練も声を掛けられないようになりました。
定年退職まで我慢して、今は家を売り父と母は同郷なので、故郷に帰ってます。
【「1000寄越せ」って、ただに近所の人に粘着に強要しているのに止めないご近所で、村八分にするご近所なら、本当に億当たってたらさっさと出て行って、もっとまともな土地に住んでるよな】
【脱出できてて良かった】
【その地域の民度が低いのか、もともとヒトが持ってる浅ましさが表面化したのか・・・。
宝くじなんか当たっても、絶対に漏らさないようにしよう】
【人違いでこんな目に会うなら、テレビに出た本人はどうなってるんだろうな…】