札幌2歳S覇者で、阪神JFは9着に敗れたロックディスタウン(牝3歳、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)が、2月1日付で美浦・藤沢和雄厩舎に転厩することが31日、所属するサンデーサラブレッドクラブのホームページで発表された。
名門・藤沢和厩舎へ転厩
オルフェーヴルの初年度産駒として注目を集めていたロックディスタウンが藤沢和厩舎へと転厩することになりました。詳しい詳細は発表されていませんが、転厩ということで大凡のことは推測できます。
二ノ宮厩舎もとても良い厩舎で、かつてはあのエルコンドルパサーで凱旋門賞に挑戦し、2着と健闘したこともあります。一度入厩した厩舎から出ていってしまうのは、期待が大きい馬だからでしょうね。
現在のロックディスタウン
現在ロックディスタウンは福島県のノーザンファーム天栄に放牧中です。3/17(土)のフラワーカップ(G3)へ出走登録をしており、2月3日に美浦へ帰厩する予定となっています。
2戦目で札幌2歳Sの重賞勝利を収めましたが、2歳牝馬チャンピオンを決定する阪神ジュベナイルFでは1番人気に押されながら9着と惨敗。父オルフェーヴルの気性面の激しさも似ているようです。
この惨敗からの立て直しですが、藤沢厩舎なら慌てることもなく馬に合わせた調整を行ってくれるでしょう。
私が思うロックディスタウン
姉にタガノエリザベート(父スペシャルウィーク)、キャットコイン(ステイゴールド) という重賞勝ち馬がいますが、この二頭はある時期からピタッと走らなくなってしまった馬です。いわゆる早熟馬でした。二つ上の姉にはワンブレスアウェイ(ステイゴールド)がおり、こちらは重賞は勝っていませんが、条件戦からコツコツと勝鞍を積み上げて現在15戦5勝の現役馬です。
なんとなくロックディスタウンの走りっぷりなどからキャットコインのようなパターンになってしまうのではないかと思っていますが、それでもこの馬の父はオルフェーヴルというのが魅力。5月生まれの父はやや遅咲きでありながら能力だけで皐月賞、ダービーを勝ち進み秋には三冠馬となりました。その後本格化して凱旋門賞2着するなど歴史に残る名馬です。
タガノエリザベートやキャットコインは私の推測ですが、母父である早熟だったストームキャットが色濃く出てしまったのではないかと思います、ストームキャットがその二頭とよく似た戦歴でしたから。
母方の血統は祖母にご存知ローミンレイチェルがいます。
そう、ゼンノロブロイの母ですね。ゼンノロブロイは2004年にはJRA賞年度代表馬に選ばれた名馬で、天皇賞(秋)(G1)、ジャパンC(G1)、有馬記念(G1)とG1を勝っています。母のストレイキャットがロブロイの半姉になりますから、ロックディスタウンはオルフェーヴルの子であり、ゼンノロブロイの姪ということになります。
転厩先の藤沢調教師はこのゼンノロブロイを管理していたこともあり、また多くの名牝を作り上げた人でもありますから、転厩は血統をを知っている人に、ということかもしれません。
サンデーレーシングの中でもかなり期待されている馬ですから、春のクラシックに向けて頑張って欲しいものです。