私が母から料理を教わったのは小学校低学年の頃。
初めての料理は今でも忘れられない、おにぎりと卵焼き。
母が作るおにぎりは厚みがあって三角の部分も丸っこくて、当時やってた日本むかし話に出てきそうなおいしそうなおにぎり。
母に教わりながら自分も同じように握ろうとしたんだけど、出来上がったのは薄っぺらくて角も鋭角な、今で言うコンビニおにぎりみたいなモノになった。
それはそれでアリだと、今では思うんだけど、子供だった私はお母さんみたいにつくれない〜って半べそかいてた。
母はそれを食べて「味は同じだよ」と慰めてくれた。
未だに私の作るおにぎりは角が尖っているし厚みもない。
(ご飯の量を増やしても結果は同じ。)
昨日、娘がはじめておにぎりを作ると言いだしたので付き合った。
私の握っているのを見よう見まねでやらせてみたら、そこには母と同じ、丸っこくて分厚い、美味しそうなおにぎりが!!
どうやってやったの?と聞いても、ママの真似しただけ…って言う。
なのに「ママみたいにかっちり三角に握れない」って悲しそうな声で言うから味見して「おばあちゃんとそっくりのおにぎりだよ!味も同じ!!」とテンション高めに褒めた。
「ほんと!?」と、たまにしか会えないけどおばあちゃん大好きな娘は嬉しそうだった。
しかし私は複雑だ。
私がン十年かけて到達できない場所に、娘はやすやすと辿り着いたのだから…
これが生まれついてのセンスの違いなのか。
母に電話したら、「あんた、スマホでもパソコンでも私よりなんでも良く知ってるのにまだそんなところにこだわってたの」と大笑いされた。
でも、私はやっぱり角の丸いおにぎりが作りたいよ…
ごめん、本人にとっては結構深刻な悩み事なんだろうけど、ほほえましくて朝から笑ってしまった
親子三代、おにぎり食べてこれからもお幸せに