早朝から旦那と大喧嘩。その日の夕方に旦那は交通事故で死んだ。その車内から見つかった「事故原因」に泣き崩れる・・。
みなさんは今ある当たり前の事を幸せと感じていますか?
全てがなくなってからでは遅いのです。
私は毎日笑いあったりケンカしたりずっと続くと思っていました。
だからたわいもない毎日に不満も言いました。
愚痴も言っていました。
強く当たることもありました。
でも大好きという言葉もたくさん伝えてたつもりです。
しかし私はこの環境に甘えていました。
旦那がいなくなることなんてないんだと。
全てぶつけても旦那は私のことを分かってくれると。
育児に追われる毎日。
ヤンチャな5歳の息子と大きな子どもの旦那。
旦那はどちらかというと家ではぐーたら。
しかしそれが当たり前の毎日で、いつもお互い文句を言いながらも、そこには愛がありました。
旦那のお弁当を朝起きて作っていると旦那が起きて、たわいもない会話からなぜかケンカに。
本当くだらなすぎて、今でも何でケンカしたのか覚えていないぐらいに本当にささいなケンカでした。
旦那が家から出て行くときも「もーアンタなんか帰ってこなくていいからね」
と私が言い、「うるせー」と旦那もケンカ口調に。
それでも仕事から帰ってきたら、お互い朝のことは忘れ仲良しな家族に戻るのが私たちでした。
しかしその日、旦那は帰ってきてはくれませんでした。
仲直りは?
ケンカの続きは?
旦那は単独事故を起こし、亡くなってしまったのです。
目撃者によると、高速道路で何かが横切ってきたのを避けようとして、ハンドル操作を誤ったのが原因なのだとか。
病院から連絡をもらってかけつけ時には、もう冷たくなっていました。
私はなにも信じられなくて、電話をもらった時は驚きのあまり涙が止まりませんでした。
病院に着き冷たい旦那を目の前にしても、何か夢を見ているようでそれが本当に旦那だという事を信じられず、冷静な自分がいました。
なに勝手に死んでるの?
私たちを置いて。
息子と私はどうするの?
なに死んでるの?
仲直りもさせてくれないの?
私の気持ちぶつける相手は?
旦那の車の中からは一輪のバラの花と、ぐちゃぐちゃになったケーキが見つかったと聞かされました。
私の機嫌とりのために買ってきてくれたのでしょう。。
そんなケーキ買わなければ、事故に遭わなかったかもしれないのに。
私は息子のためにもきっと無理して笑っていたのだと思います。
旦那がいなくなり毎日ポッカリ穴があいたように思え、急に涙が止まらなくなることも。
ボーとしていると自然に涙が溢れ出てきてしまうのです。
少しでもあの日の事を思い出すと、前には進めません。
私だけあの日に取り残されたかのように、毎日時間だけが過ぎていく気がしていました。
そんな立ち止まったままの私は、息子から言われた言葉に背中を押されました。
5歳の息子にそんな事を言われるなんて思ってもいませんでした。
保育園の帰り道、なにげない会話をしていた時に、ふと息子の前でこんなことを呟いてしまったのです。
ママさーパパがいなくて一人ぼっちになっちゃったなー。
それを聞いた息子はこんな言葉を口にしました。
ねーママ、僕がいるよ。
僕がもう少し大きくなったらママと結婚して、僕がパパになるよ。
パパになって僕がママを守ってあげる。
僕は絶対ケンカしてもいなくならないよ。
僕はママの事が大好きだから、絶対ケンカをしても帰ってくる。
だからいっぱいケンカするかもしれないけど、ずっとずっと僕と一緒にいよ。
僕がパパになるから。
ね?
私は何をしていたのだろうと思い、涙が止まりませんでした。
私はこんな小さな、小さな、5歳の子に背中を押されました。
あの日旦那を笑顔で送りだしていたら…と思うことがありますが、私はその分息子とたくさんケンカをして、たくさん笑って大好きという気持ちを精一杯伝えようと思います。
この今ある毎日が本当に幸せなものなのだから。
私の側には小さな彼氏がついてくれているのだから。