俺の武勇伝って言ったら
学生時代に○めてきた奴を全員、
社会的に○してきた話が武勇伝かな
当時のスペック
俺:中2♂ 中肉中背メガネ、運動・勉強は下の上
A:中2♂ 主犯格、
運動勉強は屈指のレベル
直接的なことはBCにやらせる
B:中2♂ Aの手下 スネ夫ポジ
C:中2♂ Aの手下 パシリポジ
D:中1♀ Aの彼女、言
いがかりをつけられては
すぐにAにチクる嫌な奴
X:31♀
中2、中3の頃の俺らのクラスの担任
中1の頃はABC3人が
バラバラで平和だったんだが、
中2に上がって
一緒になってから地獄が始まった。
クラスのリーダーポジがAに収まって、
教科書隠し・靴隠し、
給食チョーク、上履き画鋲、
一通りのことは
総なめするようにされてきた。
定期テスト直前にノートを破って
捨てられてテストの点を
全教科まんべんなく下げられ、
内申点を落とされまくったこともあった。
もちろんそいつらに
言っても終わらないし、
教師ってのは、
成績が悪い生徒の
言葉は全然聞かないんだよな。
担任のXに、
ABCに嫌がらせを受けてるっていっても、
「それはあなたに問題があるからでしょ」
って取り合ってくれないし。
しかも、それを帰りの学活で、
ABC含めたクラスメイト
全員がいる中で俺が相談した内容を暴露。
帰りにABCに
非常階段の裏に連れ込まれて、
棒で滅多打ちにされたよ。
Aは勉強も出来て運動もできるし
生徒会副会長もやってるから
他の生徒からも
教師陣からも信頼が厚いんだわ。
直接手を汚すことはせず、
BCに俺をいじめさせるから、
俺がAたちに○められてるって言っても、
「Aがそんなことするはずない」
って誰もが言う。
中1の頃はBと
同じクラスで余り関わり合いはなかったが、
その頃はBは割と無害な奴だった。
でも中2に上がってから
Aに側近として付くことで
絶対的権力を手に入れ、
見事なまでにBは
虎の威を借りる狐状態に出来上がった。
傲慢になって、
俺の机に猫の首を入れるくらいに
残虐になっていったね。
そんなあいつらに
やり返す手段なんてないんだよね。
強いて言うなら、
時々配られる○め相談
ダイヤルのちっちゃい紙を
筆箱に大事にいれることくらい。
表だって○められるんじゃなく、
Aは別行動をしつつ、
周到に俺とBCの3人から人を遠ざけ、
自分がアリバイを作ってる
間にBCに俺を○めさせるから、
どうしてもBCに○められてることも、
Aにいじめられてることも誰にも信じてもらえない。
事情を知らない母には
テストの点で怒られるし、
ABCにけしかけられて
中1の男子も俺をいじめてくるようになった。
中1の頃から俺は美術部にいたんだが、
新しく1年が入ってきて、その中にDがいた。
その時は彼氏がいないと言っていたが、
結果からいうと
すでにAと付き合ってたんだわ。
人物画の基本的な書き方とか
遠近法がどうのこうのとか
誰でも10分でわかるような
基本的なことを教えてるだけなのに
Dは目をキラキラさせて来てたから、
その頃から始まってた
いじめで傷ついた心はすっかりDで癒え、
俺は虜になってたんだよね。
それで俺は思い切って
部活の後にDに告白したら、
それまでのおとなしそうな
清純な顔から打って変わって
俺を見下して嘲笑うような顔で
「はぁ?あんたみたいな
ゴ ミ が、何人間らしいこと
言っちゃってんの?バカじゃねーの?
○ ね ば ?」
後から分かったけど、
Aの指示でDは
俺好みのキャラを演じて
俺に思わせぶりな態度をして、
俺から告白させるように
けしかける計画だったらしいんだ。
もちろん、付き合ってくれるわけもなく。
そして翌日、ABCDが積極的に触れ回り、
俺が後輩に告白して
振られた噂が学年中に広まった。
「振られた腹いせに
押し倒して無理やり○そうとした」
という尾ひれをつけて。
それから○めはさらに苛烈になり、
何度も自○しようと思った。
でも、やり返すことも
言い返すこともできない俺には、
○ぬ度胸なんてあるはずないんだよね。
○にたいのに、
○ぬのが怖いなんて、
矛盾過ぎるよな。
それから3年に上がっても、
俺のあることないことを
新1年に吹き込んで、
美術部は俺のせいで
1,2年が相次いでやめていった。
美術部に残った奴らも
俺に向かってひそひそ話してるし、
俺が休みの日とかは
俺の画材一式を足で蹴飛ばして
どかしてる扱いを受けてるのも、
傷の増え方で分かってた。
結局、俺は○ぬことも出来ず、
せめて不幸でない
生き方もできないまま、
中学を逃げるように卒業。
転校を許してくれない母に、
卒業したら少しでも
遠くの高校に行かせてくれと頼み込み、
誰も俺の事を知らない新天地にやって来た。
だが、3年の2学期末のテストまで
俺の教科書やノートを捨てられ
破られ燃やされて来まくってたから、
内申が取れず、
Fラン高に行くことになったんだわ。
中学の壮絶な○めの記憶があるから、
底辺校=ヤンキーって
イメージがすごく強くて、
俺また○められるって思ったんだよね。
入学式でも
髪染めてる奴が遠くから見えるし、
その辺の奴の口元
見たらガム噛んでんだよ。
終わったと思ったね。
俺の人生、俺の学生生活。
4月の階級戦争が終わった後、
やっぱり俺は最下層に追いやられた。
予想してたけど、
やっぱり辛いし、
これからの3年間を
考えると絶望的な気分になる。
もうこうなったら
どれだけ気配を消せるかって
考えるようになって、
声も出さないようにして、
動きも音が出ないよう、
最大限無音を心掛けた。
そんな風に過ごして2週間、
後ろの列の男子が声かけてきたんだよ。
「なんでお前そんなに怯えてんの?」って。
もしここでこれまでのことを
言ったらそれに付け込まれるって思って、
俺は黙って目をそらすしかなかった。
翌日、休み時間に
俺が席を立つとそいつがついてくるようになった。
トイレにも、図書室にも、
飯の場所の外階段にも、
どこに行くにもついてくる。
騒ぎ立てず、何も言わずに、
少し下がってついてくるんだよ。
そんなのが3日も
続いたらいい加減鬱陶しくなってきて、
「なんなんだよお!
なんでついてくるんだよお!!」
ってめっちゃくちゃど
もりながら震えながら叫んだ。
そしたらそいつは一瞬ぎょっとした後、
「お前、でかい声出せんじゃん」
って笑ったんだ。
「今日の昼、一緒に飯食おうぜ」
って俺の背中をバンと叩いてきたんだけど、
それがなんだか俺は怖くて、
また何かの罠じゃないかって思って、
昼休みになったらそいつを
トイレに行かせてる間に
こっそり逃げようと思ったんだよ。
トイレに行かせて、
ゆっくり廊下に出たら、
「またお前一人で行こうとしてんだろ」
っていきなり腕掴まれたんだよ。
トイレ行ったのはふりで、
俺がまた一人になろうと
してるのばれてたんだわ。
半ば無理矢理に屋上に連れて
こられて二人飯することになった。
そいつも入学してから一人なんだけど、
ぼっちって言うよりは一匹狼で、
やりたいときは混ざるし、
気が乗らない時は
ふらっと出かけるみたいな、
自由気ままな奴なんだ。
でもクラスメイトとも普通に話はするし、
体育の授業じゃほぼ毎回活躍してる。
だから、
俺なんかと一緒にいたら
大切な時間がもったいない、
俺が○められたら絶対巻き込むって思って
「俺は一人で大丈夫だから。
もう慣れてるし」って、
心配させないように笑ってみたんだ。
笑ってくれるかなって思ったのに、
そいつは急にうつむいて、