暗闇団地
先輩と2人で遺体引き取りに出ることになった。団地で孤独死した老婆を会館まで連れて帰る。腐敗程度は皆無でヘルパーさんが発見したらしい。
親類は遠方から来るため、引受は親類が来るまで待つ事になった。
先輩「んー遅いな…。」
俺「そうっすね〜」
これでは夜中になってしまう。
ストレッチャーを横目に団地を見上げた。
古い団地だ。外壁の何度も補修された後が縫い傷の様に見えた。
先輩「とりあえず階段の幅の下見しに行くか」
俺「暇ですしね…」
今考えれば何故そんな発想が出たのか…
2人で階段を登る。
コツコツコツ…。
狭いし急だ…。打ちっ放しの壁と薄暗い電灯が続く階段。
目的の階に着くと端まで薄暗い電灯と玄関灯が並んでいた。
俺「これは降りるのホネですね…」
先輩「だな…」
さて、まだ親類も来ない事だし降りるか…。
「⁈」ビクッ
先輩「何だ⁇」
俺「いや…なんでしょ…」ヤナヨカン…
振り返ると一番奥(御遺体の部屋前)の玄関灯が切れていた。
先輩「やな感じだ…」
(ですよね━━(゚A゚;)━━!!)
先輩の予感は的中した…!
バチバチバチバチっ…!
奥の部屋から街灯が消え出し、暗闇が走って来るっ
俺「マジかっ」
先輩を放置し、猛ダッシュで階段を駆け下りる。(だってヤベェんだもんw)
先輩「テメー!」
だだだだだだだだっ
鬼の形相で追いかけて来る先輩w
でも今はあんたよりヤバい空気が迫ってますからっ((((;゚Д゚)))))))
飛び降りるように階段を駆け下り、ストレッチャーの所まで辿り着いた。
先輩「テメェ…やってくれたな!」ゼェゼェ
俺「何の事やら」ゼェゼェ…
二人の中年が息を切らしてしゃがみ込む。
ふとさっきの階に目をやると電灯は全て点いていた…。
(やっぱり…(´;ω;`) )
これで一気に引取りのハードルが上がってしまった…。
先輩・俺「…」
出来れば今すぐ理由をつけて帰りたいが、そうするとリアル鬼ごっこが確定する…。
これは親類を待つしか…(´;ω;`)
先輩「おい。」
俺「何すか。」
先輩「じゃんけんだ。」
は?頭イカレタカ?
要はどっちがオカルトなのかを確認しよう。という話らしい。
負けた方が1人で戻り、さっきの現象を確認するという事だ。
(恐らく俺なんだがな…黙っとこw)
じゃーんけーん…
ぽん‼︎
先輩「ぐぬぬっ」
先輩、お疲れっす(つ∀`)タハー
先輩は1人で階段を登り、目的の階まで辿り着いた。
何も起きねε-(´∀`; )ヤッパリ
俺確定www笑えない…。
と思っていたら先輩の猛ダッシュの足音が…www殺されるwww
先輩「ヤベェ…初めて見た…」
どうもそれらしきモノを見たらしい。
やめてくれよ…( ;´Д`)
怖えぇ〜!!