ピーマンの栄養と効能 ピーマンが栄養的にすぐれているのは、ビタミンAとCが豊富に含まれていることです。ビタミンAは100g中150IUとトマトと同等、Cは100g中80mgと、レモンの2倍近い含有量を誇っています。その他ビタミンは、B1、B2、D、Pを含み、鉄やカルシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。ピーマン独特の緑色は葉緑素によるもので、熟すにしたがってカプサンチンという赤色色索が増えて変色します。油で妙める料理に使えば、スタミナ源も十分とれ、ビタミンAの吸収率を高めてくれるので一石二鳥です。ピーマンに含まれているビタミンPは、ビタミンCの吸収を助けるビタミン様成分で毛細血管を丈夫にし、葉緑素が血液のコレステロールを掃除してくれるので、常食すれば血管や血液の浄化に力を発揮します。また、ビタミンCは脂肪の代謝を促し、血中の脂肪を除いてくれますので、高血圧や動脈硬化の人には、最適な野菜の一つといえるでしょう。ピーマン独特の香りが苦手という方もいますが、その香りに含まれるピラジンという成分は血液をサラサラにする効果があります。このほか、お肌の美容にも効果的です。ビタミンCがシミ、ソバカスなどメラニン色素の沈着を防ぎ、同時にビタミンDが血行をよくして肌を滑らかに美しく保ちます。また、糖尿病や視力の強化などにも、ピーマンの薬効が期待できます。 ピーマンのビタミンCは熱に強いのが特徴 ビタミンCが豊富なピーマンの特徴は、ほかの食材のビタミンCより熱に強いことです。そのため、炒める、揚げるといった加熱料理が向いています。またピーマンは、β-カロテンやビタミンEも豊富で、これらは油と合わせると吸収力が高まるので、調理するなら油炒めが最適です。ただし、組み合わせる食材の栄養素が損失しないようにピーマンを千切りにするなどして、火が通りやすい下地処理が必要です。