【人生凸凹なお話】「池沼とかオカマ呼ばわりされてる時に、かばってくれたなら嬉しかった!」

kuka

叔母(父の妹、50代後半)は親戚中のお姫様な人。

旦那との間に子供はいない。

若いころは細くて小柄でそりゃもう妖精のように可愛らしかったとよく写真を見せられた。

確かに可愛い。当時は。

しかし今は加齢には勝てずミニデブのおばさん。

150㎝あるかないかで70㎏くらいある。

でも親戚や、うちの父や、叔母の旦那にとっては

今も細くて小さな妖精ちゃんが見えてるらしい。

うちの母はその年代にしては背の高い人で165㎝くらいある。

叔母にはいつも陰でゴリラと言われていびられていた。

同じくすくすく育って167㎝になった私も叔母に会うたび

大きすぎて池沼っぽいとか本当に女なの?生理ある?pgrとか言われていた。

若い頃は母も叔母の所業を父に訴えたりしたらしいのだが

父は「ひがむな」「デカいのは本当のことだろ」と言って相手にもしなかったという。

そのうち母もあきらめて訴えるのをやめ、

私と叔母がなるべく会わないようこっそり陰で画策してくれた。

それでも冠婚葬祭やお正月なんかはどうしても顔を合わせたけど、

数時間のことだからと我慢してた。

しかし叔母がついに妖精の座から陥落する日がやって来た。

正月に従兄が嫁さん候補を連れて来た。

大学出たばかり、推定152㎝前後40㎏あるかないか。

目大きい。色白い。まさに本物の「細くて小柄な妖精のような子」。しかも若い。

よせばいいのに、叔母が彼女に対抗し出した。

私の方が手首が細い、骨が細い証拠よ。

骨太は百姓みたいで育ちが知れる、とかなんとかグダグダグダグダ…

従兄が怒って「やめてくれ」と言うと、叔母は口をとんがらして「やんっ!」とそっぽを向いた。

これは叔母得意のポーズで、いつもならこれをやるとうちの父や叔母旦那がメロメロになる。

しかし今日は本物の若いかわいこちゃんがいる。

客観的にはどう見ても妖精をいびってるズゴックがいるだけ。

誰も機嫌をとってくれないことにあせった叔母は泣き真似をして部屋の隅へ。

しかしやっぱり誰も来てくれないので、従兄彼女のそばへ戻り、またグダグダ粘着。

整形でしょ?過激なダイエットで痩せてるんでしょ?生理止まってんじゃない?子宮もボロボロとかグチグチ…

従兄彼女は言い返さず、目に涙をいっぱい溜めてうつむく。可憐。

可憐vsガンタンクの勝敗はすぐにつき、叔母はまわり中からいいかげんにしろと怒られ泣いてタクシーで帰った。

その一件以来、父や叔母旦那の目には真実の姿が見えるようになったらしい。

150㎝70㎏、若いころの花柄ワンピースを「今でも似合う」とはちきれんばかりに着るノーブラ57歳おばさんという真実の姿が。

あれほど叔母大好きだった叔母旦那は、めっきり「家事しろ」「寝てばかりいるな」と口うるさいおじさんになったらしい。

うちの父は急に母と仲良くしたがるようになり、なにか買ってやろうかと持ち掛けては無駄なものはいらないと断られている。

一昨日私に「おまえすらっとしてるなあ」とお世辞を言ってきたのでちょっと気持ち悪く感じ

「私が叔母さんに池沼とかオカマ呼ばわりされてる時に、そう言ってかばってくれたなら嬉しかったんだけどね」

と言い返してしまった。父はしょぼんとしてた。

いつか言い返そうと長い間イメトレしてたけど、思ったほどスッキリしないもんだな。

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