中学生の頃、薬指に靴ずれが出来た。全然痛くないので、
マキロンと絆創膏くらいで放っておいた。
すぐ治るだろうと。しかし全然治らず、腫れてくる。
それでもあんまり痛くないし、試験も近いし自分で処置した。
少し膿むようになったが、絆創膏を包帯に替えて、親に言わず、そのままにしておいた。
気がつけば、薬指は親指くらいの太さに。やばいと思ったが、
こんな状態になったことがなんだか気恥ずかしく、
頼むから治ってくれと思いつつ処置していた。
ある日、いつものように膿をちょいと絞り出すつもりで傷口周辺を抑えたら、
白いものがぼろぼろっと出てきた。
薬指の骨だった。見た瞬間に気が遠くなり、気づいた親が驚愕し、病院に連れて行かれた。
自分が、足先の痛覚が無いと、生まれて15年目に初めて知ったのだった。