医者「しかしでかいなあ・・・ん?これだけでかければ・・・」俺「??」→数分後、医者が持って

Shalala

もう7,8年くらい前の話。ちょっと長くて痛いというかちょっとグロかも。

 

ある日いつの間にか背中のちょうど手が届かない場所に粉瘤ができてしまった。

でもぼこっと盛り上がっている以外は痛くもかゆくもなく、目立たない場所で仕事も忙しかったので放置していた。

ところが年末年始の病院がやっていない時期に突然化膿。1週間近く治療できず、休み明けに急いで皮膚科へ。

 

 

医者に見せると「ああ、これは切るしかないねえ。しかしでかいなあ・・ん?これだけでかければ・・」

といったん奥へ引っ込む。奥から「あれえ?婦長さん、この辺にあったよね?あれ。」の声。

診察室にいた婦長さん(ちょっと年いった明らかにベテランの「姑さん」って感じの看護婦さん)は「知りませんよ。早く切っちゃった方がいいでしょう。」って。

でも数分何かを探して見つけたようで「あったあった」と手には馬鹿でかい注射器。そんな漫画みたいなのあるのか?!と衝撃を受けているところへ

「はい、じゃあうつぶせになってくださいね。これで膿吸い出してみますから」とちょっと楽しそうな先生。「そんなのできるわけないでしょ」と婦長さん。

 

 

え?え?と思っている間に服を脱がされうつぶせにされると、「はい、じゃあ刺しますからねえ。ちょっと痛いですよ~行きますよ~ぐさ!(←口で言った)」

と、背中にぐさ!と本当に何かが刺さる衝撃。あまりの痛さに悶絶していると、「じゃあ吸いますからね。ちゅうぅぅぅっと(←これも口で言った)」と吸い出す先生。

もう痛いとかじゃなくて、背中にでっかいフックひっかけられてそのまま持ち上げられたような痛みなのか何なのか分からない苦痛。

 

 

ところが「あれ?吸えない?あれ?おかしいな・・」とか言ってる先生。

「だから言ったでしょう。そんな漫画みたいなことできないんだから、さっさと切っちゃいなさいって」とややキレ気味の婦長さん。

「そうだよねえ。じゃ、切りますか」と意外と素直に応じる先生。

え?今の何?体張ったコント?誰も見てないのに?こっちは拷問受けてると錯覚するほどの苦痛なのに?とか混乱状態で精神的に修羅場。

 

 

ところが本当の修羅場はそこからだった。メスを取り出して「じゃあ切りますよ~。これだけ膿んでると麻酔使えないからそのまま行きますね」と

いう言葉が終わるか終らないかのところで、背中にいきなり熱いものが走った。なぜかその時だけ冷静で「あ、今切られたんだな」とわかった。

 

 

これで楽になる・・・と思ったら先生がいきなり背中にまたがり、婦長さんといつの間にか登場した応援の看護婦さんも出てきて体を押さえつけた。

「じゃあ今から膿を絞り出しますからね。とにかく耐えてください」と一言。メスで数センチ(あとで傷を嫁さんに見てもらって測った)の切れ目の周りを力の限り絞る。

 

 

粉瘤の盛り上がった部分を丸ごと絞る。力の限り。メスで開いた切り口はそのまま。痛いとか苦痛とかはなかった。

でも体が痛くて泣いているというか。傷つくことがあって泣くとかじゃなくて、たぶん体が感じる痛みの限界を超えたんだろうなと思う。

時間にしたら5分くらいなんだろうけど、いつ終わるのか分からないくらい時間が長く感じた。後でちょっと冷静になったとき、

なにか秘密を喋ったら解放してやる、って言われたら会社の機密情報でも喋ってたかもしれない、と思った。なるほど、拷問って確かに口を割るよなと。

 

 

自分にとってこの5分は修羅場だったよ。ところが絞りが終わった時「膿はまだできってないから、一週間通ってくださいね」と。

また同じことをやりますからって。それを聞いた時、拷問を1週間受け続けることの恐怖で本当に体が震えた。心が折れる気がした。

翌日からの絞りの時に、傷がふさがってるといけないからって切り口は縫わずに脱脂綿をたくさん詰め込まれた。これも拷問だった。

 

 

1週間、昼休みに病院に行ってこれをやり続けたのだが、昼休みが迫るにつれて心拍数が上がり診察室の前では体が震えてなかなか入れなかった。

拷問の怖さが身に染みたんだと思う。結局修羅場は1週間続いた。おかげで膿は出し切って、再発もなく済んでいる。

 

 

もっと痛い怪我とか、苦しい病気はあるだろうから自分のは大したことはないかもしれない。

でも誤診なのかなんなのか分からない先生の行動と、あの拷問はやっぱりつらかったよ。

 

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