中学生の時、変質者に遭ったのに田舎の警察は態度が悪かった

yode8

昔、中学一年生のとき、変質者に遭ったんです。 

カナヅチかなにかで腕を殴られ、ショックで声もでませんでした。

直後、我が家で取調べがありました。

警察官はとても態度が悪かった。 

私がぼーっとしてただの、あんな暗い道を帰るのが悪いだの、果ては「しかし(犯人も)物好きだね」とにやにやして、遠回りに私がブサイクであることまでバカにしたのです。 

ド田舎です。

警察官やお役人、先生が、なんかとても偉いことになってる土地。 

私はうつむいてじっと耐えました。 

母は連絡がとれず(帰路で運転中。ケータイなんてなかった時代です)、 父親のいない私に同席しているのは、祖母だけ。 

祖母は封建的で、基本的に

「偉い人には逆らうな」

な人です。 

げっそりして、ただ時間が過ぎるのを待ちました。 

「おばあちゃんはアテになんない」

幼心に思いました。 

途中で電話など掛けにいってしまう始末です。 

警察官たちはやる気なさそうに私の話を聞き、お茶菓子をバリバリ食い、横目で大相撲なんか見ながら、なんだかんだで結構な長居をしていました。

「早く終わらないかなあ」

と思っていると、ドアのベルが。 

おかしいな、母親なら呼び鈴など鳴らさないし・・・。

と思っていると、見知らぬ初老の男性が、真っ青になって入ってきました。

彼こそ、祖母が電話を掛けた人物、地元警察の長。 

私が生まれる前になくなった祖父の部下だった人です。 

祖父が警察に勤めていたのは話に聞いて知っていましたが、警察内でトップを張った、とても偉い人であるのは、初めて知りました。 

男性は、うちにいた彼の部下を見て、

「お前ら・・・」

と絶句。 

すると、男性よりも早く、祖母が怒鳴り声を上げました。 

「うちの孫に謝んなさいよ!土下座だ!この子がどんな辛い目に遭ったと思ってんだい。馬鹿もいい加減にしな!!」 

祖母は顔を真っ赤にして、涙目になっていました。 

平謝りに謝って彼らが帰ると、祖母はぼそっと、 

「おばあちゃんなりに、いちばんの罰をやったつもりなんだよ。でも、そんなことより、最初っから怒鳴りつけて帰しちゃうんだったねえ。辛かったろう。ごめんね」

と言ってくれました。 

厳格だった祖母のひとことに、思わず大泣きしてしまいました。 

あれから祖母も歳をとり、本当に丸くなりましたが、私にとっては今も「スーパーおばあちゃん」。

長生きしてほしいです。

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